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企画でこのせつSS第五十弾

企画でこのせつSS第五十弾です。

『毎土!このせつSSいかがですか?』

木曜日に実家に帰り、金曜日は父が有給で一日家にいて、今日アパートに戻りました。
明日、月曜日だと勘違いしてバイトではなく学校へ行ってしまいそうです。
開始時刻にものすごく差があるので気をつけます。

今回の帰省で一番くやしかったのが、天候。
ホタル見に行けなかった……。
時期的にそろそろだと思ったのになぁ。



そして毎土!

なんだか回数が半端ないことになってます。
気付けば五十回……。
数え間違えてなければ、五十回。

うおぉ……。

いろんな方々に、ありがとうございます。

と、言いたいです。

ありがとうございます。

開始されたのが6月の下旬だからそろそろ一年たつんでしょうか。
なんだかいろいろ言いたいことあるけれど、うまく言葉にできないのがもどかしい。


ので、そのまま逃げます。




さて今回のお題。

『梅雨』『羽』『日差し』

ちょっと遊びすぎたかな。
文章校正を変えて書くのは趣味です。
読みづらかったり、わかりづらかったらごめんなさい。

SSは続きからどうぞ。
最後にコメント返信です。










ぽたぽた、ばたばた、ざーざー、げこげこ。

この時期、いろんな音が外から一気に入ってくる。
どんなものがぶつかりあって、あんな音ができるのだろう。

一度気になってくると、その好奇心はどうしても捨てられない。
なんだろう・・・・・・。

そっと、布団から抜け出そうとして、ぐっと肩に他者からの力が加えられた。
後頭部が、ぽすんと布団に沈む。

「なーに起きようとしてるん?」
「ん、このちゃ?」
「……まだ熱、下がってないんやね。もうひと眠りせな」

柔らかい手が、そっと瞼の上に置かれたかと思うと、だんだんと耳に届く音が遠くなっていった。





ぽたぱた、ばたばた、ざーざー、げこげこ。

いろんな音が、すぐ傍で聞こえる。
音が聞こえるだけじゃなくて、音の振動が傘を通しても伝わってくる。

雨と傘がぶつかると、ばたばた。
でも時々、ぽたぱた。

かえるの喉が動くと、げこげこ。
手足が動くと、ぴょこぴょこ。
ん? ぴょこぴょこは音やない。

葉っぱと雨は、ぱさぱさ。
葉っぱから落ちた雨は、ぴちょん。

遠くで響く、雨といろんなものがぶつかり続ける音は、ざーざー。


おもしろい。

せーっちゃん、と音ではなくて声がした。

「このちゃん」

縁側から、眠そうな目をこすりながら不思議そうな瞳が向けられた。

「おと、おもしろいよ」

笑って言ったら、風邪引くよ、だって。

「大丈夫や、うち、強いもん」





ぽたぽた、ばたばた、ざーざー、げこげこ。

今日も外ではいろんな音が鳴っている。
布団の中まで聞こえてくる。
あんなことを言っておきながら、風っぴき。

道場の人たちは大きな用事があるとかで、彼女のおうちに預けられた。

さっきまで、障子の向こうから心配そうな、でも呆れた瞳がふたつ。
こんな情けない姿を見られたくなくて、布団にもぐったまま。

……小さな手と羽毛布団がぶつかると、ぽすぽす。





チッチッ、ぴちょん、ばしゃ。

聞こえてきた音は、今までと違っていた。
目をあけようとしたけれど、難しい。
目を閉じているはずなのに、少しだけ明るく感じるのが、多分その原因。

無理やりこじ開けた目の先の窓から、暖かい日差し。
額には、ひんやりとしたタオル。

「あ、起こしてしもうた?」

聞こえてきた声は、さっきまで聞こえていた声よりおちついていた。

ここで、やっと今までの光景が昔の夢だと理解した。

「えと、私は?」

タオルがのけられ、やわらかな手が額に。
しばらく考えるような表情をしたかと思ったら、満面の笑み。

「熱は下がったみたいやな」

そうだ。
熱をだして、お嬢様に看病してもらっていて。

「せっちゃん、梅雨にはいるとよく風邪ひくなあ」
「面目ないです」

頬が赤く染まっていくのがわかる。

「せっちゃんの熱はさがったし、雨もあがったし、明日はちゃんとしような、デート」

いたずらっぽい笑みに言われ、自分の不甲斐無さに口元まで引き上げていた布団を、一気に頭の上まで。

雨のあがった空気の中で彼女は笑うから、くすくす音が響く。

それに重なるような音がもうひとつ。
彼女の手と羽毛布団が響かせる、ぽすぽす。

この状況といろんな音が、さっきまで見ていた夢を思い出させてよけいに恥ずかしくなった。






おしまい


せっちゃん季節の変わり目に弱かったらいいな(←
幼少と中学生のごちゃまぜ。
夢って便利ー。



コメント返信
>まーにゃんさん
いいですよねー、幼少時代!
その言葉に私も心が満たされました。
こちらこそ、読んでいただきありがとうございました。
コメントありがとうございました。
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