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企画でこのせつSS第五十六弾

企画でこのせつSS第五十六弾です。

『毎土!このせつSSいかがですか?』


実家にミニパソもって帰って更新。
親にパソコを覗かれるか否かのスリリング。

SS書いてるときとかいいけど、サイトさん巡ってるときは困ります。
ホント困ります。
何度冷や汗かいたかわかんない。


それにしても、本気でシンケンジャーの映画見にいきたい。
前売り券、本気で悩みました。
今も悩んでます。


さて今回のお題。

『試験』『人魚』『気』

今月末、前期試験だ。
でも、今回筆記試験4つ。レポート2つ。
去年までの筆記試験10前後、レポート3つ前後と比べると楽だな……。


SSは続きから。
最後にコメント返信させていただきました。








かりかりと、シャーペンの走る音が部屋に響く。
時々、コンコンっと、ペン先で紙を叩く音。
ついでに、独り言やうめき声も。

期末試験、一週間前。
これで夏休みの計画が決まる。
今年の夏休みは、今までとは違う重大な計画がある。

だから、いつもならあまり乗り気にならないルームメイトも必死に問題に取り掛かっている。
そして、いつもなら遠慮して一緒に勉強しようとしない幼馴染も。

三つの頭が、机の上で寄り添いあう。

その中のひとつである自分には、その光景を見ることはできないけれど、想像したらどこかおかしかった。

「なにひとりでにやけてんのよ」

顔に出てしまっていたらしく、正面に座っているアスナに気付かれた。

「んーん、なんも。あ、アスナそこ違っとるよ」

え、ウソ? と慌てるアスナに、ホント、と答えて隣を見る。
戦っているときとは違うけど、真剣な表情。
違うのは、眉が下がってるあたりかな。

「わからんの?」

話しかけられているのが自分ということに気付いていないのか、視線は問題集に向けられてるまま。
しかたないから、とんとんっと、彼女の問題集を指で叩いた。

「あ、」
「せっちゃん、わからんの?」

ようやく顔が上がったから、もう一度聞く。
すると、なぜかアスナのほうを見て、うちのほうを向いた。

「さっきから、せっちゃんに聞いてるんよ?」

笑いながら言ったら、真っ赤な顔をして謝られた。

「で、どれ?」
「えと、この英文のかっこに入るものがどうしてこれなのかわからなくて」
「ああ、これちょっとひっかけ問題で、―――」


最近、せっちゃんが素直にわからない問題の質問をしてくれる。
一緒に勉強し始めたころは、なかなか聞いてくれなくて少しもどかしかった。
でも、聞いたときに、恥ずかしそうにする癖は相変わらず。


「と、いうことなんやけど……わかる?」
「はい、わかりました! ありがとうございます!」

すっきりとした顔で、きらきらとした瞳で、嬉しそうにまた同じ問題を、今度尾はひとりで解いていく。

こういうとき、少し幼さというか、年相応な彼女を垣間見る。

さて、そろそろ自分の分の問題を……。

聞こえてきた音に、走らせかけたシャーペンを、ぴたりと止める。

同時にその音も聞こえなくなり、気のせいだったのかと、またペン先を紙に下ろす。

シャッシャッ……シャッシャッ……。

明らかに文字を書く音以外の音。
気のせいなんかではなかった。

おそるおそる視線だけ上げると、あぁやっぱり。
日本語でも英語でも、数字でもない。

「……人面魚?」
「人魚よ!」

ばんっと机を叩く音と、怒声が響いた。

驚きで目をまんまるにして、ぽかんとするせっちゃん。
呆れた顔で、ため息をつくうち。
やっば……と顔にかいて固まるアスナ。

「えと、これは……その……」

しどろもどろ、目を泳がせる。
いつもなら小言を言うけれど、なんとなく、今日は黙っておいてみる。

それが不思議なのか怖いのか、せっちゃんまでもが、少しおびえた様子を見せる。

「せっちゃん」
「は、はい、な、なんですか?」

そんなびっくりしなくても、と思いながら言葉を続ける。

「どっかの誰かさんは、美術部の活動で忙しいらしいから、ふたりで試験がんばろうな」

笑顔で言ったはずなのに、少しだけせっちゃんの表情が固まっている。

「え、ちょ、このか」
「まぁまぁ、うちらのこと気にせんと、人面魚の作成がんばって」
「だからこれ人魚だって……じゃなくて、そうじゃなくて」
「あ、ならやっぱ人面魚やん」
「いや、そっちじゃなくて、これは人魚。で、それがそうなんじゃなくて」

他愛ない言い合いを繰り返していたら、堪え切れていない微かな笑い声が聞こえてきた。
言い合いをとめて、アスナと笑い声がしたほうを振り向く。

うつむいた頭がふるふる震えている。

それに、アスナがすぐさま反応した。

「ちょ、なに刹那さん笑ってんの、ってか笑いすぎ!」
「わ、ちょ、あは、」

あがった顔に、涙が流れてるのが見えた。
久しぶりに、こんなにせっちゃんが笑ってるのを見た。

じゃれ合い始めたふたりをぼんやりと眺めていたら、不思議そうな瞳がよっつ、向けられた。

「このか?」
「お嬢様?」

ふたりの顔を見て、机の上のほとんど答えの埋まった問題集、半分埋まった問題集、半分以上白紙の問題集を順番に眺めた。

持っていたシャーペンを転がすと、ふたりしてなぜかびくっとした反応。

「ふたりとも」
「はいっ!」
「な、なによ!」

「遊び始めた罰、ちゃーんと受けてな?」

じゃれあっていた二人めがけて、思いっきり、飛び込んだ。




もちろん、じゃれ合ったのは30分だけ。
そのあとはみっちりお勉強。

休憩のかいあってか、ふたりの勉強も、いつもよりよく進んだ気がした。







おしまい

お嬢様が若干黒k(ry




コメント返信
>まーにゃんさん
夏休み、何気に忙しくてちょっと驚きです;
なにごとも、楽しめるって、やっぱり幸せなことだと思います。
はい、充実したお休みを目指して、試験ものりきります!
コメントありがとうございました!
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コメント

 
いや~シンケンジャーやばいっすね!私はシンケンレッド柴たけるに毎週日曜日胸キュンして殺されかけます…

学生時代はたくさん楽しんで下さいね(^-^)
私はもう仕事をやめて福岡に帰ろうと思ってます…

今日もよい作品をありがとうございます♪

コメント

 
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