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企画でこのせつSS第六十三弾

企画でこのせつSS第六十三弾です。

『毎土!このせつSSいかがですか?』

すみません。
予約更新失敗してましたorz
今日まで確認もできなかったのでそのまま放置となってました、ほんとすみません。
一週間遅れで更新です。

あとで本来のほうもUPします。。。




さて今回のお題。
『本番』『手鏡』『食パン』

食パン断念orz

SSは続きから。
最後にコメント返信させていただきました。






いいって言うまで、目をあけたらあかんよ。

そう言われてどれくらいたっただろうか。
長い沈黙に耐え切れずに口を開こうとしたら、なにかで口を塞がれた。
おそらく、彼女の指だろう。
昔から私を黙らせるときによくしてくるから。

目は開けられない。
しゃべれない。

ついでに、動けない。

そんな状態で、私はお嬢様にされるがまま。

気配でどこに手が触れるかはあらかじめ予測できるけど、やはり驚きはする。
なるべく気付かれないようにはしているけど、時々くすくす笑い声が聞こえてくるから気付かれてるのだろう。
そもそも、彼女にこういったごまかしなんて通用しないのだけど。

頬にいた手が、すっと離れた。

しばらくすると、目の辺りに気配を感じて思わずのけぞる。

「逃げたらあかんよ」

ため息を落とされ、がっちり肩をつかまれた。
それからすぐに、目の縁に冷たい感触。

「ん……」
「すぐ終わるから、我慢してな」

吐息が感じられるほどすぐ近くで、それに思わずまた後ろに倒れかけたけど、しっかりと肩をつかんだ手がそれを防いだ。

お嬢様はすぐだとおっしゃったけど、私にはとてつもなく長い時間に感じられた。
目に触れられているのだけでも相当緊張するのに、こんなに近くで……。

「よし、最後の仕上げや。あ、まだあかんよ」

よし、と言われて目をあけようとしたけど、その『よし』は私に言ったものではないらしい。
ようやく動けると思ったのに。

「あとこれだけやから。あ、ちょっと口開けて……いや、ちょっとでええんよ」

ぱかっとあけたら、慌てた様子でもう少し閉じるよう言われたので、そのまま少しの隙間を残して閉じる。

「ん、それくらい」

そういわれるとほぼ同時に、唇に冷たい感触。
ゆっくりと、唇にそって冷たいものが動いていく。
くすぐったくて、ふるふる唇が震えているのが自分でもわかって、少し恥ずかしかった。
でも、不思議なことにお嬢様の笑い声はしなかった。
そのまま、冷たさが離れて、なにやら布のようなものでそっと押さえられる。

「ん、おしまい。せっちゃん、お疲れ様。もうええよ」

目を開けると、しばらく目を瞑っていたせいか、部屋の明るさに目がくらんだ。
何度か瞬きをするうちになれていき、ようやく目の前がひらけたとき、目の前には自分によく似た、でもどこか違う顔があった。

「えっ……」
「ふふ、どう?」

あっけにとられていると、ふっと目の前にあった顔がなくなった。
よく見ると、お嬢様が手鏡を私の目の前にかざしていた。

あれ、手鏡?
手鏡なら写るのは目の前にあるもの。
さっきまであの鏡の前にあったのは、自分……。
と、いうことは。

「お、お、お嬢様、い、今のは」
「せっちゃんやえ?」
「っ……」

今のが、私?
たしかににていたけれども、でも、でも。

「やっぱもとがええから化粧しても楽しいなぁ」
「す、少しだけって、お化粧の練習って言ってませんでしたっけ?」
「そうでもせんと、せっちゃん化粧させてくれんかったやろ?」

ふふん、と言われてがっくりと肩が落ちる。

「せっかく綺麗になったし、デートいこか?」
「で、デデデデデデート?!」
「うん、デート。あ、これは練習やなくて、本番やからな」

そういって笑うお嬢様は、とてもとても楽しそうな笑顔を浮かべていた。






おしまい。

最近また終わらせ方がわからなくなってきました。

コメント返信
>まーにゃんさん
私は毎年見ないんですよね、24時間テレビ。
そのチャンネルがつけることなくすごしました。
なのでしっかりシンケンジャーを見てました。
私も一度お会いしてみたかったです><。
コメントありがとうございました!

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