スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

企画でこのせつSS第六十四弾


企画でこのせつSS第六十四弾です。

『毎土!このせつSSいかがですか?』

先ほど、先週分をあげてきました。
予約更新失敗&一週間確認せず放置とかorz
ほんとすみませんでした。


実家ではひたすら家事やってました。
実家に帰ったほうがいいのかしらと思わせる毎日をすごして来ました。
そろそろ結論ださないとだめなのはわかってるけど、わかってるけど!

そんななかでも遊んではいました。
高校時代の仲間とごはんしてきました。
あのノリはあの仲間でないと無理だね。
一時だけ、高校生に戻ってきた気がします。

家ではひたすら弟が東方やるのみてました。
シューティングは無理。
弾幕無理。
ファイティングは一緒にやったけども。
惨敗です。


そんな帰省をしてきました。



さて今回のお題
『鈴』『ジャージ』『リボン』

このお題を見て、一瞬東方が連想された。
だいぶやばいね。

SSは続きから。





チリン、と綺麗な音がした。
あたりを見渡しても誰もいない。
気のせいだったのかな、なんて思っていたら、がさがさ近くの茂みが揺れた。

「にぃー」

チリン……―

鳴き声と鈴の音。

「あは、にゃんこや。おいでー」

しゃがんで視線を低くして、ちっちと指を振ると、恐る恐る近寄ってきた。
逃げるかな、と思いながら手を差し出すと、珍しいことに自分から擦り寄ってきた。

「きみ、人によう慣れてるなぁ」

ごろごろと喉をならす。
動くたび、首に赤いリボンでつけられた鈴が綺麗な音を出す。

「どこからきたん?」

たずねても、ごろごろ言うばかり。
動物と会話できる魔法あったらええのに。
今度エヴァちゃんに聞いてみようかな。

「あれ、お嬢様?」

考えていると、後ろから声をかけたれた。
振り返らなくてもわかる。
そんな呼び方をするのは一人しかいない。
それよりも、声で分かる。

「せっちゃん。って、あれ、今日部活やなかったっけ?」

アスナが今日は夕方もバイトというので、せっちゃんを誘ったら今日は部活があると断られていた。
でも、今せっちゃんは目の前にいるし、格好もいつもの袴ではなく、学園指定のジャージ上下。

「部活中なんですよ。今日は道場が使えないので、体力作りが主なんです」
「でも、ひとり?」
「今はマラソン中なんです。各自のペースで走るので、気がついたらひとりになってました」

なんて言いながら、少し苦笑い。
いろんな過酷な修行をしてるせっちゃんのペースでは、他の部員はきっとついてこれないだろう。
気を使わなければ、そんなたいしたことはないと言っていたけど、きっとそう。

「お嬢様は今おかえりですか?」
「うん、それでこのこと会って」

よいしょ、っと抱き上げてせっちゃんに見せる。
にゃんこはまったく抵抗してこなかったから、すごく抱きやすかった。

「かわいらしいですね」

そっとせっちゃんもにゃんこの頭をなでる。
また、鈴の音が響く。

「鈴とリボンがついているってことは、どこかの飼い猫でしょうね」

どうりで人に慣れている、とやわらかく微笑んだ。
めったに見ることのない表情に、思わず魅入ってしまう。

「お嬢様?」
「っ……な、なに?」
「いえ、ずっとこちらを見られてたので」
「ん、ちょっとぼーっとしてただけやから」
「お体の具合でも」
「そんなんやないって。なー?」

にゃんこに話しかけたら、瞬き二回で返事をされた。
うん、やっぱり動物と話せる魔法は使いたい。

「あ、せっちゃんも抱っこしてみる?」
「いえ、私は」
「はい」

ごまかす意味も込めて、無理やりにゃんこを抱かせる。
戸惑いながらも、すんなりとにゃんこをその腕に収めていた。
また、やわらかい表情。

ここに朝倉でもおったら写真とってもらったのに。

「あったかいですね」
「え?」
「このこ。ふかふかであったかいです」

顔をすりよせて、にゃんこのふかふかを味わっている。
そしたら、にゃんこがぺろりと、せっちゃんのほっぺをなめた。

一瞬きょとんとして、ふっと笑った。

「せっちゃん、猫好きやろ?」
「ええ、どちらかといえば」
「そういうんやなくて、好きやろ?」
「……はい」

やっぱり。
照れたようにうなずく姿が、いつもより幼く見える。

「あ、せんぱーい!」

その声にびくりとして、ぱっとにゃんこを押し付けられた。

声のしたほうを向くと、せっちゃんと同じような格好の人が三人ほど息をきらしながら走ってきていた。

「先輩、なにさぼってるんですか」
「別にさぼってなど」
「いちゃつくなら、部活が終わってからにしてくださいね」
「なっ……」

真っ赤になって部活仲間と言い争う姿も、どこか新鮮だった。

「それじゃ、近衛先輩、桜咲先輩はいったん返してもらいますね」
「ちょ、」
「ん、終わったら返してなー」
「はーい」
「お嬢様!」

ずるずるひきずられるように、遠ざかる一行に手を振って、腕の中のにゃんこを足元におろした。

今日はいろいろいいものを見せてもらったから、夕飯は少し奮発しよう。
アスナもバイトで疲れてるから、量もたくさん作らないと。
だから、急いで帰らないと。

「きみも、ばいばい」

小さく鳴いて、鈴の音を鳴らしながら帰っていった。
距離があくにつれて、鈴の音が遠ざかっていく。

また、ひとりになって、一気に静かになった。

でも、夕食の支度ができるころには、また騒がしさが戻るから。

「よし、かーえろ!」






おしまい

日常のひとこま。
スポンサーサイト

コメント

 

コメント

 
管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

Powered by FC2 Blog

FC2Ad


Copyright © 鏡の世界 All Rights Reserved.

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。