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企画でこのせつSS第六十八弾


企画でこのせつSS第六十八弾です。

『毎土!このせつSSいかがですか?』

遅れた理由は眠気です。
ここのところ、いくら寝ても眠いのです。
気付いたらうたた寝。
学校でも空きコマ中死んだように眠ってました。
土曜日、学校から帰るとごはん作る途中で寝て
日曜日、バイトから帰って気付いたら寝て
なに、この眠気。
秋かしら。
だいぶ木々は赤や黄色に染まってきたけど。
そろそろコタツやおでんの季節ですね。

話は変わって。
来週のシンケンジャーが楽しみで仕方がない!
まこちゃんのお話!
しかもまこちゃんのおとん出てくるとか。
早く来ないかな、日曜日!

あ、でも土曜日はTOEICかー……。
これ以上下がるとやばいから少しは勉強しないと。

東方に逃げてる場合じゃない。
でもいろんな組み合わせで妄想していくのが楽しくて楽しくて。
ゲームは停滞中。
どうしても勝てねぇ!
やっぱキーボードだと無理なのかしら。。。


さて今回のお題
『参考』『ゲーム』『キャラメル』

やたらと導火線の短い二人。

ssは続きからどうぞ。










ぴこぴこちゃらちゃらと、電子音が鳴り響く。
それにあわせて、少しずつ、すこーしずつあがっていくいらいら。

ちらりと、視線だけ起こして正面にいる人を見ると、手が止まって眉間にしわがよっている。

彼女の手元に置かれた参考書を覗き込むと、この間躓いていたのと同じところだった。
この前一緒に解いたときはできたから、それを応用すればあれはできるはず。
うん、もう少しひとりで頑張ってもらおう。
彼女ならできるはず。
もし無理なら、もう少しわかりやすく教えてあげればいい。

問題はこっち。

「アスナ、今回は随分余裕なんやね」
「なにがー?」
「中間テスト」
「あー……もうそんな、あ、やば……っ時期だっけ?っとと」

だめだ。
あれはゲームに必死になって耳に入っても頭に入ってない。

どうせこのあと困るのはアスナ。
うちが困ることはない。
最近は泣き付く相手も変わったし。

でも、こう人が勉強している隣でのんきに遊んでいられると気になって仕方がない。

「なぁ、せめて音消してくれん?」
「んー……」
「聞いてるん?」
「んー」
「……」

ぴこぴこちゃらちゃら……

ほら、右から左。
なにも頭に残ってない。
あーもう!

「っ……」
「あ、なにすんのよ!」

ゲーム機をアスナの手から奪い取る。
もちろん、アスナはむっとした表情を浮かべて取り返そうと腕を伸ばす。

うちはそれをひょいっと避けて、立ち上がった。
寝転がっているアスナから、絶対に届かない。

悔しそうな表情。
ちょっとだけ、優越感。
それが顔にでてたのか、アスナの表情がさらに険しくなった。

「ちょっとこのか」
「アスナが人の話聞かんからやろ」

ぱっと、跳ね上がってアスナも立ち上がる。
背丈がアスナのほうが高いから、こうなるとうちのほうが不利。
それもわかってか、今度はアスナがにやりと笑った。

「っ……」

素早いアスナの動きを、ぎりぎりのところでかわして行く。
エヴァちゃんのとこで修行してなかったら、もうすでに取られていてもおかしくなかっただろうな。

「あーもう、いい加減にしてよ!」
「それはこっちの台詞。さっきから話しかけても生返事やし」
「返事したでしょ」
「ほな、なに言ったか言ってみ?」

そのとたん、うっとした表情で目を泳がせ始めた。

「と、ともかくそれ返しなさいよ!」

はっとした時には遅くて、すぐそこにアスナの手が伸びていた。

やばっ……


……あれ?

いつまでたっても、手の中のゲーム機がなくならない。
ゆっくりと目を開けると、すぐ傍にいたのはアスナじゃなくて、せっちゃん。

「まったく、おふたりとも落ち着いてください」

「だってアスナが」
「だってこのかが」

同時に言って、思わずにらみ合う。
間で、せっちゃんが大きなため息を落とした。

ちょっとむっとした表情。
そうだった。
アスナとの攻防戦で忘れてたけど、せっちゃんは勉強してたんだった。
たぶん、邪魔されて怒ってる……。
アスナもそれを感じ取ったのか、目を泳がせている。

「アスナさん、お嬢様」

名前を呼ばれて、アスナと二人でびくりと肩を震わせた。
せっちゃんが怒るなんてこと滅多になくて、これからどういうことになるのかまったく予想がつかなくて、少し怖い。

「口、あけてください」

くち?
問いたい気持ちを抑えて、ここは素直に口をあける。

と、ころんと何かが入ってきた。
舌で転がすと、ほんのりとした甘さが口に広がる。

「飴?」
「イチゴ飴?」

あ、ほんとだ、イチゴの味がする。
でも少し飴にしては柔らかいような。

「イチゴキャラメルです」

カサカサと揺らす箱には、ピンク色の模様とイチゴのイラストが描かれていた。

「おいひ」
「これ、イチゴ味出てたんだ」
「これミルクしか食べたことないわ」
「あたしも」

じゃあ今度買いに行こうか、なんてアスナと話していたら、小さな笑い声が聞こえてきた。

「落ち着きましたか?」

はっとして、アスナと顔を見合わせる。
そうだった。
さっきまでアスナと口論していたんだった。

あれ、でもなんでだろ。
あのいらいらが吹き飛んでいる。

「いらいらするときには甘いもの、と教えてくださったのはお二人ですよ」
「疲れたとき、じゃなかったっけ?」
「うん、たしか」
「ど、どちらにせよ、お二人とも落ち着いたようでなによりです」

ほっとした表情を浮かべて、せっちゃんは勉強にもどった。

取り残されたうちとアスナ。
妙に気まずかったから、とりあえず、ゲーム機を返しておいた。








おしまい。




コメント返信

>桜乃さん
はじめまして。
毎土企画参加ありがとうございます。
うぁ、読破ありがとうございます。
昔のとか何かいたかいまいち覚えてませんが←
つたない文章ばかりで申し訳ないです;
しかもリンクまで!
リンク歓迎感謝いたします。
こちらでもぜひとも貼らせていただきますね。
今後ともよろしくお願いします。
拍手コメントありがとうございました。

>春雪さん
こんにちはですー。
なんと遡ってですか?!
けっこうありますが私何書いたか覚えてませ(殴
げふん、ありがとうございます。
コメントのほうで大丈夫ですよ。
日付とタイトルまで書いていただきありがとうございます。
クリスマスはちょうど授業のレポートで調べてたのでそのまま活用しました。
続々とありがとうございます。
なんだかこう、感想もらうだけでも照れるのに、過去まで遡られるとふぁっとなりますね。
気付けば結構な数ありますので、ゆっくりのんびりどうぞ。
コメントありがとうございました。

>まーにゃんさん
お久しぶりです!
もう落ち着いてますか?
こんな辺鄙なところであればどうぞどうぞ。
忙しいというか、結構詰め込みすぎて慌ててます(苦笑。
風邪は悪化する一方です。。。
まーにゃんさんも風邪にはお気をつけて!
コメントありがとうございました!
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コメント

 
このせつはどうも!
更新時にいらっしゃるのですね。
承知致しました。
コメヘンありがとうございます。
のんびり感想書いていきたいと思います♪
60作品はかるくありますからね!
コメンテーターとしては仕事冥利に尽きると言いますか(笑)
とても楽しみです☆

『お祝いの言葉』2008/3/18

メール…素朴ですけど、だからこそ嬉しい。
そういう心理を上手に掴んだSSだと思いました。

刹那は不意打ちで喜ばせて下さいますね!

きっと、木乃香はメール文を永久保存してます(笑)

素敵なSSをありがとうございました。

明日菜誕生日SS 2008/4/21

私、明日菜といいんちょネタは結構好きですww

このお二人も、幼馴染みの間柄ですよね。
習慣化するほどお互いの側にいて、空気のように寄り添う…何というか、夫婦という言葉がしっくりきます。

普段、クラスでは味わえない落ち着いた雰囲気を二人の時は出すのがまた良い。
ギャップに萌える私には堪らない作品ですw

ありがとうございました。

また来ます!
失礼致しました。
このせつはどうも!

『また明日』2008/4/28

暗いというよりも奥が深いです。
感情移入してしまって思わず職場で泣きそうになってしまいました。
別れの言葉も言えずに離れるのは辛いですよね。
後悔しても、後戻りの出来ない過去…

刹那は、そんな幼き日の自分を何度振り返りながら今を歩いているのでしょうか。
否、振り返ることはしないようにしているのかもしれませんね。

修学旅行前の関係も結構好きなので、読めて嬉しかったです。

ありがとうございました。

『箱の中』2008/5/31

衣替え(もしくは大掃除)をしていて思い出の品が出て来ることは良くありますよね。
思わず手を止めて眺めて見たりして、時間が過ぎるという(笑)
今回は木乃香の思い出の品…風鈴ということで、刹那にも共通の記憶があったのですね。

最後の木乃香の語りが、「にちようび」を思わせて素敵でした。

ありがとうございました。

次からはお待ちかね…『毎土!このせつ企画SS』に入りますね!
楽しみです♪

失礼致しました。
このせつはどうも!

早速感想です♪

『頼るところ』2008/6/22

私、この企画が出来た当初にこちらのサイトにお邪魔したことがあるみたいです(汗)

さて、刹那の私生活が明らかに(笑)
木乃香はよく気がつきましたねww
そして押しが強い(笑)

これからは勉強面でも、生活面でも木乃香に頼ってもらいたいものですwww

始終刹那の反応が可愛いかったですw

ありがとうございました。

『金魚のかくれんぼ』2008/6/28

親戚は水瓶の中に金魚飼っています♪

こういうことを不思議に思ったのは、小椰さまが小さい時でしょうか?
私は子供の時の記憶が殆どないので、幼い子の気持ちが書けるサイト様を特に尊敬しておりますww

水瓶の中に空が…という件は、とても神秘的でワクワクしますね!

想像しただけで、忘れてしまった童心の記憶を呼び戻されるような気持ちになります。

最後は現在に戻りましたが、刹那にとって子供の頃の思い出は、大切で優しくて、発見の連続で…隣りにはいつも木乃香がいたのですね。

そんな二人が離れていたことを考えると、今一緒にいれて良かったね、と心から思います。

ありがとうございました。

考えてみると、毎週更新というのはとても凄いことですよね。
短くても物語は物語。
尊敬致しますww
このせつはどうも!

『ゆめでみた、あのせかい』2008/7/5

木乃香の実家には、桜の木があったような…なかったような…。

子供のうちは知らないことが多いですからね。

明日菜に刹那のことでからかわれる木乃香が好きです。
恥ずかしがっているのもまた素敵ですw

今回、敢えてお題を伏せたのはそれが何の木か読み手に考えさせるためでしょうか?
…難しかったです(苦笑)

ありがとうございました。

『背負われて』2008/7/15

刹那が木乃香に背負われているとは…これは、とても良い傾向ですね!

お互いがお互いの立場に立つことによって、初めて見える世界観がありますからwww

怪我の原因はパクテオーですか(含笑)
お熱いですね!

このお話は今まで読んだ小椰さまのSSの中で、ベスト3に入るかもしれませんww

ありがとうございました。

この時期はレポートに追われながらの更新だったのですね。
お疲れさまでした。

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