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企画でこのせつSS第六十九弾

企画でこのせつSS第六十九弾です。

『毎土!このせつSSいかがですか?』


ネギまneoの限定版、普通にゲット。
今日、TOEICがあって、その帰りに本屋さんに行ったら普通にありました。
残り一冊だったけど。

ネギま、何巻か忘れたけれどドラマCDつくらしいですね。
紅き翼。
これ買わなくてどうするよ!
私買うよ、詠春のために←
え、詠春でますよね?(まて




さて今回のお題。
『爪』『のり』『池』

久しぶり(?)に幼くいきます。
そして短いです。

SSは続きからどうぞ。
最後にコメントの返信させていただきました。








『かってまけて、ひきわけて』









うちの手とは違う、少し固いところのあるてのひら。
爪でそこにひろがる皺をたどると、くすぐっそうに身をよじった。
でも、てのひらは引っ込められない。
自分のそれと合わせると、少しだけ彼女の指が飛び出していた。

「どうかされたんですか?」

少しだけ心配そうな色の見える表情。
慌ててそれに首を振った。

「ただ、昔は同じやったのになーって」

始めはなんのことかわからなかったのだろう。
でも、すぐにわかったのか、少し笑いながら彼女は言った。

「よく、こうやって大きさ比べとか、かけっことかいろんなことしましたね」

昔を懐かしむ表情で、ふわりと柔らかい笑みが浮かんでいた。









すべてはどっちの背が高いか、からはじまった。
少しだけ、せっちゃんの方が高かった。

それが悔しくて、次の日、どっちが多く毬つきができるか勝負を挑んだ。
これはうちが得意だったのもあって、うちの圧勝だった。

それに今度はせっちゃんが悔しがって、次の日に別の勝負を挑まれた。

かけっこはせっちゃん。
かくれんぼはうち。
なわとびはせっちゃん。
かるたはうち。

毎日毎日、日替わりで勝負を挑んで、日替わりで勝って負けて。


そんなことを繰り返していたある日、うちが風邪をひいた。

「むー……」
「そんなふくれても、しかたないよ、このちゃん」
「んー……」

遊べなくてつまらないのもある。
でも、そんなことよりも前の日。
お屋敷の近くの池でやった石切りでせっちゃんに負けた。
さらにそのまま風邪を引いてしまったことが悔しかった。

「はやくかぜなおして、それからまたあそぼ?」
「むー、せっちゃんかちにげー」
「かちにげ?」
「かってそのままにげることなんて」
「っ、うちにげんもん!」

急に立ち上がって、むっとした表情で叫ばれた。
でもすぐに気付いたのか、恥ずかしそうに座った。

『逃げる』という言葉がひっかかったみたい。

せっちゃんは、にげん子、つよい子、がんばる子。

「だったらしょーぶしよ?」
「でも、このちゃんかぜ……」

ふたりでしばらく考える。
お布団に入ったまま、巫女さんやお父様に怒られないような勝負を。

ふと、布団のすぐそばにおかれた小さな手が目についた。

「せっちゃん、て、かして」
「て?」
「うん、てのひらの大きさでしょーぶ!」

そう言ったら、ぱっと笑顔になった。
嬉しそうにてのひらを差し出されたから、うちもお布団からそっと腕を伸ばした。

ぴったりと、てのひらがくっつく。

何度も何度も繋いできたけど、こんな風にてのひらをあわせることはなかった。

だから知らなかった。
中指から手首まで、ぴったりと同じだったことに。

「……」
「……」

驚きで、うちもせっちゃんも、なにも言えなかった。
合わさったてのひらも、のりでくっつけたように、ぴったりくっついて離れない。

どれくらいそのままでいただろう。
ふっとせっちゃんが笑いだしたから、うちも笑った。

それから同時に、

「「ひーきわけっ!」」

勝負の決着の掛け声をかけた。









「そういえば、あれから勝負しませんでしたね」
「そういえばそやねー。むー、てのひらは負けてしもうた」
「ふふ、そうですね」
「でも身長はうちが勝ってる」
「うっ……それ、ちょっとは気にしてるんですよ」

肩をすくめて溜息を吐くせっちゃんに、うちは笑うことしかできなかった。

だって、うちよりてのひらが大きいということは、もっと身長がのびる可能性が大きいのだから。

うちが負けるまで、あと1cm。







おしまい


なんか物語の雰囲気がかわった気がする。




コメント返信
>春雪さん
たくさんありがとうございます。
そうですね、毎土更新時に返信をさせていただきます。
「また明日」は個人的にお気に入り作品です。
基本修学旅行前大好きなので(ぇ
泣きそうにだなんて、そう言ってもらえてあわあわしてます。 
「金魚のかくれんぼ」にかかわらず、私が書くなかで登場人物が思ったことはだいたい自分がその時に思ってることなんですよね。
自分が見たこと、思ったこと、考えたことをそのままSSに反映させる癖があるので。
このときもたしか、水たまりに空が映ってるのをみていろいろ考えたと思います。
「背負われて」そんなによかったですか?!
ちょっとふたりに同じ立場に立たせてみたかったんです。
ああああ、ありがとうございます!
コメント感想ありがとうございました!

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コメント

 
今週も頑張ったご褒美ありがとうございます!

明日からも頑張れます♪

風邪をひかないようにしてくださいね(^-^)
このせつはどうも!

修学旅行前が好きなのですか!?同志ですw

幼心を忘れない小椰さまは素晴らしいwwネタも尽きませんね♪

木乃香好きの私には堪らない一作でした!勿論、刹那とのバランスも最高でしたし!
コメンテーター(自称)を止めれないのは、このように素晴らしい作品に出会えるからww

早速、次の作品いきたいと思います♪

その前にお詫び。前回の日付、15ではなくて13でした…orz
すみません。

『何気ない、あの日と似た光景』2008/7/20
このお話も以前読んだことが(ry
その時に感想書かなくてすみません(汗)

ホースやスプリンクラーで出来る虹…とは、またしても懐かしいですね。
小学生の頃は、スプリンクラーと追いかけっこをして遊んだものです。

刹那が、そういう小さなことで感動して、油断して(笑)、水をかぶる姿が滑稽で確かに笑えますね。

そして、そんな子供っぽい一面を見せてくれる刹那が可愛いです。

修学旅行前の凛としたせっちゃんは何処に…(泣)
という気持ちもありますが、やはり今の関係も好きなので萌えました。

ありがとうございました。
このせつはどうも!

早速感想です。

『よく効くおくすり』2008/7/26

また読んだことが(ry

このお話で素敵な所は、刹那が木乃香にイタズラを仕掛ける所です!
刹那が与えるものは皆、木乃香にとっては惚れ薬ですねww

何気に明日菜の立ち位置気に入ってます(笑)
ツッコミ最高ですw

ありがとうございました。

『初夏の昼下がり』2008/8/3

このお話も(ry

そして私はこのお話もお気に入りです!

まず、無防備にお昼寝している刹那が可愛いです!

猫の存在も素敵なアクセントですね♪

木乃香が一緒に寝てしまう所に萌えました////

明日菜のツッコミはここでも健在でwww

三人セットでトリオ漫才みたいになっている所が大好きですw

写メが是非欲しいですね♪ブロマイドで売っていたら値段見ずに買います(笑)

ありがとうございました。

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