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企画でこのせつSS第七十二弾

企画でこのせつSS第七十二弾です。

『毎土!このせつSSいかがですか?』

今日月曜日の授業日課があったので、忘れかけました。
明日は久々のお仕事。
忘れてそうだなー、業務。
明後日は企業説明会とかあるらしいよ←
就職活動を話題に出されると、鬱々するのを通り越していらっとくるね。
就職活動より創作活動したいよ←


今回のお話。
うっかり忘れかけたため、ドラマ見ながら書いてました。
でもすごく手が止まる。
内容は本で何度も読んでるから知ってるのにね。
また久しぶりに引っ張り出して読もうかしら、ハッピーバースデー。
けっこうぐっとくる。
昔はさらっと読めたのに。
いろいろ成長した証拠なのかしらね。


さて今回のお題。
『箒』『豆』『カップ』

幼少です☆
そしてぐだぐだ・・・すみません。
あの方登場!

続きからどうぞ。

最後に前回できなかったコメント返信させていただきます。










ざっざっと、自分の背丈より高い箒を使って畳の上を掃いていく。
箒が大きすぎて、時々棒のところで頭をぶつける。
大変だけれど、せっかくもらったお仕事。
やり終わるまでは絶対返さない。

「こーのーちゃん、あーそーぼ」
「あーとーでー!」

いつもみたく、いーいーよー、って返事でないことに驚いたのか、縁側に顔を出したせっちゃんの目はまん丸だった。
それがおかしくて、けらけら笑ったら、ほっぺがぷくっと膨らんだ。

「わらうことないやん」
「あはは、ごめんなー。でも、うち、おしごとちゅー」
「おしごと?」
「そ、おしごと」

止めていた箒を、また働かせる。
と、また頭を打った。
そんなうちを見て、さっきの仕返しとばかりにせっちゃんが笑う。
今度はうちのほっぺが膨らんだ。
いいもん、せっちゃんなんか知らん。
無視して箒を動かす。

ざっざっ……ざっざっ……こんっ……

「っつー……」
「このちゃん?!」

おでこを押さえていると、ばたばたっと足音がすぐ近くにやってきた。
うっすら目を開けば、ゆがんだ視界にせっちゃんのハの字の眉が見えた。

「だいじょうぶ? このちゃん、だいじょうぶ?」

なんでせっちゃんのほうが泣きそうなん。
おでこの痛みより、そっちのほうが気になって。

「あは、あはははは」

思いっきり笑ってしまった。
ハの字の眉が消えて、またまん丸な目。

痛みで出た涙は消えて、笑って出た涙を指で拭う。
縁側に視線を向ければ、せっちゃんのくつがばらばらに飛んでいた。
いつもきちんと揃えてあがるのに。
たぶん、いっぱい心配してくれたんだ。

「せっちゃん、いっしょにおしごとしよ!」

手を握って誘ったら、おしごと?、ってきょとんと小首をかしげた。







「そのとだなのうえ」

高いところは、ハタキが届かない。
せっちゃんとふたりで考えて、せっちゃんがうちを肩車して掃除することになった。

「よいしょ……せっちゃん、だいじょうぶ?」
「うん、うちしゅぎょーいっぱいしてるから。たつよ?」

せっちゃんが立ち上がる瞬間、ぐらりと体が揺れる。
衝撃に覚悟してきゅっと目をつむる。
けど、なにもない。

「このちゃん、おしごとしないん?」
「……」
「このちゃん?」
「……する」

前にせっちゃんに肩車してもらったときは、二人してこけたのに。
ほんまにしゅぎょー、がんばってるんや。

積もってる埃をはたいていたら、何かがぱらっと落ちてきた。

「せっちゃん、おろして」
「おわったん?」
「ん、おわった」

ゆっくり、ゆっくりとおろしてもらう。
そして、さっき落ちていったなにかを拾いに行く。

「なにそれ?」
「んー、たね?」
「とだなのうえに、いっこだけ?」
「とんできたとか?」
「たねってとぶん?」
「さぁ?」
「せっちゃんがなげたんや」
「うち、なげてな」

「あ、うちがなげたんや」

ぽんっと、思い出した。
思い出せた。

「へ?」
「これ、たねやない、まめや」
「まめ?」
「まめまきのまめ」
「2がつの?」
「2がつの」

そうだ。
2月に、せっちゃんとふたりでお屋敷の中を駆け回って豆まきしたんだった。
あっちこっちにまいて、全部巫女さんたちと片付けたと思ったのに。

「いま、11がつなのに、ずっとここにあったんや」
「だれもきづかんかったんや」
「かくれんぼのてんさいやね」
「そやね」
「これ、どうするん?」
「んー……」

あれこれふたりで頭を悩ませる。
と、ふわりと甘いにおい。

「このか、刹那くん、休憩しましょう」
「あ、とうさま」
「おさ」

振り返ったら、おぼんにピンクと水色のマグカップを乗せた父様が立っていた。
せっちゃんとふたりでかけよる。

「とうさま、これがおちてきた」
「これは……ああ、まめまきのまめだね。どこにあったんだい?」
「とだなのうえです」

父様は戸棚を見上げて、また、ああ、ってうなずいた。

「外にまいておきましょう」
「かけごえいる?」
「あ、でもひとつしかないから、おにはそとしか言えん」
「なら、うちがおにはそと、で、せっちゃんがふくはうち、な」
「うん」

せーの、

「おにはそとー」
「ふくはうちー」

11月なのに、まめまき。
なんだかおかしくて、せっちゃんと目が合った瞬間、ふたりで笑ってしまった。

「お仕事ごくろうさまです。さ、二人とも冷めないうちに」

「うん!」
「はい!」









おしまい。

詠春が好きです




コメント返信。
>春雪さん
毎土参加おめでとうございます!
嬉しいですね~
こちらこそよろしくおねがいします。
そして毎度感想ありがとうございます。

『にがてなものは~』でのお題の使い方。
というか、そもそもお題はいつもどう使おうか悩みます。
安直に使うとかぶっちゃう恐れがあるので。
でも今のとこない、……はず;
事件やギャグを持ち込むと、私はSSが書けなくなります。
日常ほのぼのしか書けません。
甘いのも難しい。
日常万歳ですわw
それではコメントありがとうございました。
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コメント

 
このせつはどうも!

参加したのは良いのですが、皆様のようには書けないですね(笑)
むしろ、エロくならないように書くのは難し(ry

気を取り直して、感想です♪

『どことまる?』2008/9/21

止まる、泊まる、停まる、留まる…
漢字ではない分、題名から想像出来て楽しかったです。
赤トンボ…というより虫が苦手な私は、刹那が赤トンボを掴んだ瞬間に息を呑みました(苦笑)
小椰さまの優しい雰囲気の文章好きです。
次の刹那優位に期待♪

『無題』2008/9/27

か…可愛い///
なんと言いますか、心理的に温かいイメージのSSですね。
年相応の幼さの感じる三人に、思わずこちらまで頬が緩みました。
どんぐりの件がツボにハマッて、電車内で危うく笑う所でした(笑)
マスクしてますから大丈夫ですけどね!←何が。

懐かしい気持ちを思い出させて頂き、ありがとうございました。

感想です♪

『無題』2008/10/4

デートネタだけで既に満腹感があるのに、花言葉ネタまで入るとは…ww
私は小椰さまのSSに和んでいます!
木乃香視点というのも素敵ですよねw

ありがとうございました。

『無題』2008/10/12

二人には小さい時の思い出がいっぱいありますから、写真と言ったらそういうネタになりますよね。
刹那が登場する直前でまさかの終了。
良いタイミングで終わりますねー。私も学ばさせていただきます。

ありがとうございました。

『無題』2008/10/19

お天気雨は夜にもあるのですね。勉強になりました。
子供でも、ちょっとした嘘をつくことはありますよね。
私はお泊まりフラグを推薦しますw

『頬におちた紅葉(仮)』2008/10/25
むしろ、身体全体を冷やしてもらえば良い(´∀`)
紅葉が何か始めは分からなかったのですが、手形だったのですね。
しかも明日菜につけられたとは(笑)
面白い発想ですねw
木乃香が触れると逆効果なような気もしますが、イチャイチャしていて欲しいので内緒です(笑)

ありがとうございました。

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