スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

企画でこのせつSS第七十六弾

企画でこのせつSS第七十六弾です。

『毎土!このせつSSいかがですか?』

盛大な遅刻です、ごめんなさいぁー

お久しぶりです。
気づいたら2月です。
1月はあっという間にいかれてしまいました。
どうせ2月も逃げてくのよね……。

履歴書まだ送ってないや。
どうしても就職活動エンジンかかりません。

明後日、いっこ受けに行きます。
帰りにシンケンジャーの映画見て帰ろうかな。


さて今回のお題

『定め』『詞』『横』

詞の意味に悩んだのは秘密だったりします。


ssは続きから。
最後にコメント返信させていただきました。



お嬢様のもとを去って、修行に専念しようと決めたあの日。

師匠にそれを伝えたとき、真剣な表情で、それでいいのか、と一度だけ問われた。
これが正解だと思い、それを疑うこともなく、私は、はい、と首を縦に下ろした。
それから、そうか、とだけ言って、ひとつ、私の頭を撫でた。

次の日、自分の口から伝えるように、と師匠に言われ、長のもとを訪れた。
長は、そうですか、とどこかいつもとは違う笑みを浮かべていた。
部屋を出るとき、なにか長が呟いていたけれど、私の耳には届かなかった。

お嬢様には、伝えられなかった。
会ったとき、毬つきをしているとき、おやつを食べているとき、帰るとき。
伝えられるときは、度々あった。
だけど、それはできなかった。

どう説明する?
師匠や長は、自分が人ではないことを知っているから簡単だった。
でも、彼女はそれを知らない。

彼女は私を人間だと思っている。

告白してしまえばよかったのかもしれない。
でも、そのあとの拒絶が怖かった。

最期の別れも言えないとは……。

ああ、これも定めかと。
それは幼心にじっとりと浸み込んでいった。



中学にあがり、彼女と再会した。
まだ私は未熟だと言ったが、師匠も長も、とりあってはくれなかった。

私はまだまだ未熟だった。
ことあるごとに、お嬢様のことを思い出す。
そして、情けないことに袖を濡らしてしまうことも。

そんな私が、手をのばせばすぐ届くような距離にいってしまえばどうなるか。

未熟だから。
だから怖いのだ。
怖かったのだ。

あの笑顔になんど手をのばしかけたかわからない。

夢では、伸ばした手には鋭い爪が生えていて、お嬢様はそれを蒼白な顔で見ていた。

もし、それが現実で、もし、彼女に届いていたら。

剣を振いながらも、考えることはそんなことばかり。
ちっとも集中できていない。

どこまでも自分は未熟なのか。



未熟な故の結果は、すぐに表れた。

いったい誰のいたずらか、修学旅行で彼女と同じ班になってしまった。
同じ班ともなれば、距離をとろうも、限りがある。

そして恐れていたことが。
なにもかも、知られてしまった。

白い翼を背に、この腕に彼女を抱いたとき。
怖かった。
壊してしまうんじゃないかって。
自分の背を、赤く染めてしまうんじゃないかって。

震える私に、彼女は笑った。
笑ってくれた。

「天使みたい」って。



人ではない印を見ても、彼女は笑った。
なにもかも話したけれど、それでも彼女は笑っていた。

それだけで、心の中に浸み込んでいた詞がふわりふわりと、とけていく。

人じゃないから、半端ものだから、自分に何度も言い聞かせてきた詞。

よくよく思い出してみたら、そんなことを私に言ってきた人なんていなかった。

いつからか、勝手に自分で背負っていた枷。

それは、彼女の手によって、いとも簡単に外されて。



手を伸ばさなくても、届く距離にいる。





「なぁせっちゃん、知っとる?」
「なにをですか?」
「せっちゃん、ずっとうちの隣にいたんよ」

言っている意味がわからなくて、首をかしげる。
くすくす嬉しそうな笑顔が眩しい。

「せっちゃんは、うちを見守っててくれたんやろ?」
「はい」
「つまりは、すぐそばにいてくれた」
「えっと、」
「たとえ、前にいても、うしろにいても、斜めにいても、うちが向く方向を変えたらそれは横になる。つまり、隣や」

その笑顔に、もう出ないと思った涙がまた、こぼれた。





おしまい。


久々満足!
けど、もう少し詰めることできたんじゃないかな。
あっさりしすぎた感じがする。


コメント返信
>陸さん
ほんとにもう、温かいお言葉心に沁みます。
特に今の私すさんでますからさらに(笑)
そうですね、逃げ道としてですがお付き合いしていただければ嬉しいです。
生存確認www
リアルによく言われますwww
ほんとにほんとにありがとうございます。
これからも頑張らせていただきますので、よろしくお願いいたします!
ぎっちりコメばっちこいです!
コメントありがとうございました!

拍手のみの方々もありがとうございます!
スポンサーサイト

コメント

 

コメント

 
管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

Powered by FC2 Blog

FC2Ad


Copyright © 鏡の世界 All Rights Reserved.

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。