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誕生日です!SSです!

今日は桜咲刹那さん、お誕生日です!
おめでと、せっちゃん!

多くは語りません。
とりあえず、夜にネギシィにはあげたのですが、今回もそこで力尽きてました。
駄目な管理人;

ということで、せっちゃん誕生日SS(このせつ)!

続きからどうぞv





【貰ったものは】








仕事を終えると、空は暗くなり、地面は真っ白になっていた。仕事中に降り始めた雪は、辺りを真っ白に染め上げて。今も静かに降り積もっている。
仕事であたたまった身体が冷え切らないうちに、と寮までの道を急いだ。

寮の玄関の明かりが見えてくるのと同時に、いつもは見ない影も見えた。そして、その影の正体がわかったと同時に、私は走り出した。
「お嬢様!」
「おかえり、せっちゃん。お仕事お疲れさま。」
そう言って、にっこり微笑むお嬢様の頬と鼻の頭が赤い。それは、ここにいたのが短時間ではないということの証拠。
「どうしてここにいら」
「おかえり、せっちゃん。」
言葉を遮られて思わず怯んだが、すぐにお嬢様の言いたいことがわかって。
「ただいま、戻りました。」
うまく笑えたかはわからない。多分、困った表情を浮かべてしまっているだろう。
「怪我とかせんかった?」
「はい。……あの、」
「ん?」
「その、お嬢様はどうしてここに?」
やっと話を聞いてもらえる返事がきて、すぐに一番の疑問をぶつける。
「待ってたんよ、せっちゃんを。」
あまりにも、嬉しい言葉。しかし喜んでばかりはいられない。
「か、風邪を引かれますよ?」
「大丈夫、ちゃんと厚着してるもん。」
そう言って、着ている厚手の上着をみせびらかすように一回転。
「しかしですね、」
「あ。」
またも、言葉を遮られてしまった。
今度は何だろうと思って、お嬢様の次の言葉を待つ。
「せっちゃん。」
「なんでしょう?」
「お誕生日、おめでとう。」
差し出されたのはシンプルに包装された細長い白い箱。
「えっと、……。」
「受け取ってくれんの?」
どうしていいのかわからずとまどっていると、お嬢様が心配そうな表情を浮かべて私の顔を覗き込んできた。
「い、いえ、その、どうすればいいのかわからなくて。」
「受け取ってくれたら、嬉しいんやけどな。」
おそるおそる、手を伸ばしてその箱を受け取ると、お嬢様はなんだか安心したような表情を浮かべた。
「今年は、ちゃんと手渡しできたな。」

お嬢様のその言葉で、去年の今日を思い出す。
部屋のドアノブにかけられた小さな紙袋。差出人の名前は、なかった。

「やはり、お嬢様でしたか。」
そっと、その箱を抱きしめるようにもって、お嬢様に微笑む。
「あは、ばれとったん?」
「他に、思い当たる人はいませんでしたから。……ありがとうございます。」
今日貰ったものと、去年もらったものと。お礼を言うと、嬉しそうに微笑まれた。
「開けてみ。」
「今、ですか?」
「うん、今。」
そっと、きれいに結ばれたリボンをほどく。箱を開ければそこには、銀色に光る首飾りがあった。そっと手にとって見る。
なにも言えずに、それに魅入っていると、お嬢様のほうから口を開いた。
「何にしようか、すごい悩んだんよ。せっちゃん、こういうのはあんまり好かんかな、って思ったんやけどね。」
「そ、そんなことないです。すごく、……すごく嬉しいです。」
きゅっと、握り締めて、もう一度お礼を口にする。
「それな、文字が入ってるんよ。」
言われて、手の中のそれをみる。
銀色の板には【Always with you】そう刻まれていた。
「いつも一緒に。」
声を聞いて顔を上げれば、お嬢様は自身の首下から私の手の中のそれと似たものを取り出した。
「やっぱり、ちょっと恥ずかしいかな。」
何を言っていいのかわからなくて、何も言えなくて、私はただ、首を振った。
「貸してみ。」
差し出すと、お嬢様の腕が首にまわされる。あまりの至近距離に心臓がどうにかなってしまいそうなのを、なんとか押さえ込む。
「うん、よう似合っとる。」
「お、お嬢様も……その……お似合いです。」
「ありがとな。……あんな、せっちゃん。何にも理由なんかつけんでええんよ。ただ、一緒におってくれれば、それでええんよ。これは、その印。うちが、せっちゃんに一緒におって、ってお願いした証。」
少し、寂しそうに笑うお嬢様を見ると、本当にこの人にはかなわないな、なんて思えた。でも……。
「ありがとうございます。」
お礼を述べると、お嬢様は、やっぱり、という表情を一瞬みせたけど、すぐにいつもの笑顔に戻って。
「ほな、そろそろ部屋戻ろっか。風邪引いてまう。」
「ですね。」
手を差し出せば、少し驚いた顔。
今日くらい、いいでしょう?
目で、そう語りかければ、また笑顔にもどって、きゅっと手が握られた。




おしまい
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