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企画でこのせつSS第二十弾

企画でこのせつSS第二十弾です。

『毎土!このせつSSいかがですか?』


とうとう今回で二十回ですか。
おそらく。
遅刻はしても欠席はしていないはずなので、二十回です。
違ったらどうしよう……。
まぁいいや。


そうだ。
ご存じの方も多いかと思いますが、図書館島で凍凪さんが出される本に参加させていただきました。
こそっとおりますので、気付いていただければ幸いです。
詳しいことは凍凪さんのところで、随時情報が出てますので。
というより、私が言うの遅すぎですね;



さて今回のお題
『カーテン』『虹』『冷蔵庫』

いや、難しいですから!
短くSSSみたいな感じですが。


SSは続きからどうぞ。







夕方から激しい雨風。
地面や窓を叩きつけるような雨音と割れんばかりの雷鳴に邪魔されて、なかなか寝付くことができなかった。
暗闇の中から抜け出して、台所へ。
冷蔵庫を開けると明かりが目にしみる。
それを我慢して中を覗くと、あるのは牛乳とルームメイトのあんみつだけ。
ここのところ、ルームメイトは外で食べてきたり外泊したりが多く、自分もお嬢様のところにお世話になっていたから買出しはまったくされていなかった。
しかたないので、お嬢様とお揃いで買った虹色のマグカップを取り出して、牛乳を注ぐ。
一口飲んで考えて、電子レンジに。
雨音に交じって、ジーという音のあと、軽快な音が部屋に響いた。

あったかい牛乳の入ったマグカップを手にし、ベッドを背もたれにして座る。
上のベッドからではなく、すぐ隣で小さく寝息が聞こえる。

今日はアスナさんとネギ先生が不在なことと、龍宮が不在なことが重なったため、お嬢様からお泊りのご提案。
はじめはいろいろと考えて断ろうとしていると、アスナさんからもお願いをされてしまった。
アスナさんによれば、お嬢様は夜の雨音や雷鳴が苦手らしく、こういう日はひとりで眠れないのだそうだ。
普段はアスナさんが一緒に寝ているらしい。
この話を聞いた時、ついうらやましいなどと思ってしまい、アスナさんにばれてお嬢様にも伝わってしまったようで。

そしてこの状況。
私がなかなか寝付けなかったのは、雨風のせいではなく隣で眠る彼女のせいもあるのかもしれない。
いや、嬉しいことなのだけど。

「んん……」

ベッドの中から聞こえてきた声に振り向けば、お嬢様の手がベッドの上、先ほどまで私がいた場所をおよぐ。
どうしようか考えているうちに、私がいないことに気付いたのかうっすらと目が開く。

「ん……あ、おった……」

ふにゃりと笑顔。

「いいにおい……?」

ねぼけまなこの視線がそそがれるのは、私の手の中にあるマグカップ。

「作りましょうか?」
「んー、これでいい」

ころんとこちらに転がってきて少しだけ体を起こすと、私からマグカップを奪い取った。

「ん、おいひ」

またふにゃりと笑って私にマグカップを返すと、こてんと横になった。
そのまますーすーと規則正しい寝息。

お嬢様の一連の行動をみてぽかんとしたまま。
しだいに笑いがこみあげてきて、近くにあったクッションに顔を押しつけて笑い声をおさえた。
同じマグカップだから自分のと思ったのだろうか。
それにしても、小さな子供をみているようで可愛らしい。

ひとしきり笑ったあと、うとうと下がってくるまぶた。
笑いつかれて眠気がきたらしい。
カーテンの隙間からこぼれる光で、朝を迎えつつあることがわかった。

起きないといけないのだろうけど、今日が日曜日なことと少し寝不足なことが重なって、まぶたはそのままぱたりと。
手探りでマグカップをテーブルの上に置いて、さっきまで笑い声をおさえていたクッションにまた顔をうずめて夢の世界へ旅立った。



おしまい。


おそらくこのあと起きたお嬢様に怒られます。
布団きずに寝るし、牛乳残ったままマグカップ放置してるし。
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