スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

企画でこのせつSS第二十二弾

企画でこのせつSS第二十二弾です。

『毎土!このせつSSいかがですか?』


いよいよ図書館島なんですね~。
自分が関わることができたことが、いまだに信じられません。
実物を見てようやく「うわー」ってなりそうです。


そういえば、この記事はちゃんと土曜日に更新されているのでしょうか?
今週の土曜日はパソコンの使えないので、実は木曜日に作成しております。
初めて使う機能なのでむちゃくちゃどきどきしてます。
できてなかったらそのときはそのとき!



さて今回のお題
『ケーキ』『部活』『新聞』

書いてて楽しかった!


SSは続きからどうぞ。




「めーんっ」

書類に目を通していると、こつんと、おでこに軽い衝撃。
顔を上げると、くるくる丸めた新聞紙を両手で持って構えるお嬢様の姿が。

「剣道ですか?」
「うん、せっちゃんもやろや」
「私も、ですか?」
「だって、相手おらんもん」

たしかに今この部屋には私とお嬢様だけ。
剣道は二人で行われるもの。

しかし、私がお嬢様に武器を向けるなど……。

「む、……また固いこと考えてるやろ?」
「固い柔らかいの問題ではなくでですね」
「はい、これせっちゃんの分」

手渡されたのは、お嬢様の手に握られたそれと同じもの。
いや、若干こちらの方が短い。

「せっちゃん、本職さんやからこれ、ハンデな」
「本職?」
「けんどーぶ!」

ああ、そういうことですか。
本職というから、一瞬あちらのことが浮かんだけれど、お嬢様にとっては剣道部のほうらしい。
まぁ、『面』は剣道ですけど。

渡された新聞紙に強度はないようで、強く叩きすぎるとすぐに折れてしまいそうなほど。
少し力が入ってしまっても、あまり衝撃はなさそうだ。

あまり乗り気はしないけど、あんなきらきらした瞳で見つめられたら、だめとは言い辛い。
言っても理由を聞かれ、却下されるだろう。

でも本気を出せば、お嬢様が勝てるわけがない。
かといって、やられるがままというのはお嬢様に対して失礼だし、なにより怒られかねない。
それに、プライドの問題もある。
いくらお嬢様相手とはいえ、負けるわけには……。
しかし……。
その前に、なぜお嬢様は急にこのようなことを?

「めーんっ」
「へ?」
「ふふん、隙ありやえ、せっちゃん」

ちょっと得意げな笑みを浮かべて、くるくるまかれた新聞紙を私に向ける。

「勝負になさけもなにもいらんえー!いつでも真剣に、全力でやー」
「……お嬢様、昨夜は何のテレビ番組を?」
「ちょっと熱血系のドラマをな」

やはり。
以前も似たようなことがあったことを思い出す。
あの時は、なにか恋愛もので……。

「なに赤くなってるん、せっちゃん?」
「いえ、なんでも」

こほんと咳ばらいをひとつして、観念して立ち上がる。

「ようやくせっちゃんも観念したみたいやな」
「観念って……」
「ほら、かまえてかまえて」

言われるがまま、くるくる巻かれた新聞紙でできた竹刀をかまえる。

「そや、言い忘れとった」

いざいかん、という時にふわりとしたお嬢様の声。

「この勝負、せっちゃんが勝てたら賞品にケーキ、あるから」
「へ?」
「ちなみに、うちの手作り。甘さもせっちゃん好み」

それは……。

「なにがなんでも、勝たなければなりませんね」
「ふふ、ようやくやる気になってくれたみたいやね」

どうやら私はお嬢様の作戦に、まんまとはまってしまったらしい。
けれど、お嬢様の作ってくれたケーキが食べられるのならかまわない。

この勝負、なにがなんでも勝たせていただきます!





おしまい




こどもなせっちゃん(笑。ちゃんばらごっこですね。
はたしてせっちゃんは勝てたのか……。
絶対打つ直前に体止まると思うんですよね、そして打たれる……。
スポンサーサイト

コメント

 

コメント

 
管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

Powered by FC2 Blog

FC2Ad


Copyright © 鏡の世界 All Rights Reserved.

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。