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企画でこのせつSS第二十七弾



企画でこのせつSS第二十七弾です。

『毎土!このせつSSいかがですか?』


最近某所であすなさんとこのかさん話を立て続けに書いたので、頭がそっちいってます。

おかげで、今回もこのせつとは断言できないです;

このせつになってないとか、もう自分でもわかってます。
なんだか日常のひとこまになってます。
あれ?私やばい?





さて今回のお題
『雨(もしくは飴)』『うぐいす』『絵』

ちょっと泣きたくなったです……。


SSは続きからどうぞ。
SSのあとにはコメント返信をさせていただいてます。



規則正しく小さな音が響いた。
誰だかなんて聞かなくてもわかる。
お昼ごはんの後片付けで手が離せないので、アスナに出てもらった。

「いらっしゃい、刹那さん。って、どうしたの?」
「すぐそこで降られちゃいまして」
「ちょっと待ってね、タオル持ってくるから」
「あ、ありますから大丈夫ですよ」
「そう?じゃああがって。こたつであったまりなよ」
「ありがとうございます、おじゃまします」

「すぐあったかいお茶もってくなー」
「あ、おかまいなく」

急いで片付けて、三人分のお茶の用意。
いくつかある来客用のコップのひとつは、いつのまにかせっちゃん専用になっていた。

お茶菓子なにかあったっけ?

「このか、何してんの?」

戸棚を漁っていたら、背後から声をかけられた。
首だけそちらをむけると、不思議そうなアスナの顔。

「お茶菓子のかわりになるようなもの探してるんやけど、全部食べてしもうたんかな?」
「あー、ごめん、最後の一個昨日の夜食べちゃった」

顔の目の前で両手を合わせて頭を下げるアスナに、ええよええよと返事をしてどうしようか頭を悩ませる。

なにか作るにしても、材料が足りない。
買いに行くのも雨の中っていうのはちょっと気が引ける。

「あ、刹那さんが持ってきてるわよ?」

うちが考えてることを察してか、思い出したかのように言うアスナに少々冷たい視線をなげる。

「……それを先に言ってや、アスナ」
「ごめんごめん、それでそのお菓子を入れるお皿を取りにね」
「それやったら、棚の一番上やから。うち先にお茶持ってとくなー」
「おっけー」

すでに準備のできていた三人分のお茶セットをお盆にのせ、せっちゃんのもとへ。

「遅くなってごめんな」
「いえ、あ、手伝います」
「ん、ありがと」

三人分のお茶をついで、お皿を持ってきたアスナが座ったところで一息となった。

「珍しいな、せっちゃんがうちらに何も聞かんでお菓子持ってくるのって」
「そういえばそうよね。いつもなにかしら要望聞いてくるのに」

お菓子が切れてる話をした時、せっちゃんはついでですから、となにかしらお菓子を買ってきてくれる。
でも今回はそんな話してないし、お茶菓子が切れたことに気付いたのも今さっき。
不思議に思ってせっちゃんに尋ねると、テーブルの上に小さな小包を差し出した。

「師匠から届きまして、お嬢様や皆さんと食べるようにと」
「ええの?」
「はい。あ、自室にもまだありますから大丈夫ですよ」

丁寧に包みを開けていって、出てきたのはいろいろな種類のお菓子。
せっちゃんの好みに合わせてか、全部和菓子系。

「うわー、なんか京都って感じ」
「なんそれー?」
「なんかそんな感じするのよ。これなに?」
「それはゼリーですね、グレープ味です」
「あ、それせっちゃんが好きなやつや」
「あ、はい……覚えてくださってたんですね」
「あたりまえやん」

どれもうちには見なれたものだけれど、アスナには物珍しかったらしく、ひとつひとつせっちゃんに尋ねては食べたりお皿に戻したり。
うちもその中のひとつに手を伸ばす。
全部個別に包装してあって、いろいろ種類があるからお茶菓子にはもってこい。
今度お父様に頼んで送ってもらおうかな。

「このか、これなんの絵だと思う?」
「へ?」

お菓子を頬張りながら自分の世界に入っていたので、ふたりの会話が見えなくて聞き返す。

差し出されたのは袋に入った小さな金太郎飴。
といっても、柄は人の顔じゃない。
掌にのせられたそれを、向きを変えて見たり、ひっくり返して見たりした。
飴はふちが深緑。白い背景に、真ん中にふちと同じ緑色。

「私はクローバーだと思うんだけど」
「せっちゃんは?」
「木、ですかね?ここに小さく茶色いものがあるので」
「あ、ほんとだ」

うちの手の小さな飴をふたりで凝視。
それに苦笑していると、二人に不思議そうな顔を向けられた。
ほんとうに、このふたりは時々妙に似ているところがある。


「ねぇ、なんだと思う?」

うちが何も言わないのにしびれをきらしたのか、アスナにせっつかれた。
せっちゃんまでもが、じっとうちの返事を待っている。

ちょっと考えて、ぴりっと袋を開けて、飴を取り出すと、そのまま自分の口に放り込んだ。
あっ、という二人の呟きは無視してからころ口の中で飴をころがす。

「ほーほけきょ」
「へ?」
「ほけきょ?」

きょとんとする二人に、先ほどまで手のひらと接していた袋の面を見せて。

「正解は、うぐいすでした」

二人して気付かんとか、ほんとどこまで似てるんやろ。
くすくす笑って、ころんと口の中の飴をころがした。






おしまい。




すっごく団らんなお話になっちゃった。
あれです、飴の袋の裏に書いてあったんです、絵柄の名前。





拍手コメント返信
>しんちゃんさん
ありがとうございます^^
そういえばありましたねvvvにやにやしながら見ましたv
私もすごく衝撃をうけました……大好きだっただけによけい><。
あ、あの衝撃は今でも忘れられません;
いえいえ、ありがとうございました!
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