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企画でこのせつSS第三十三弾



企画でこのせつSS第三十三弾です。

『毎土!このせつSSいかがですか?』




さて
今回のお題。

『寝ぐせ』『ボーダー』『冷たい手』


SSは続きからとなっております。
そして最後に次回のお題。










おはようございます。

規則正しいノック音のあとに、いつものような挨拶。
どうぞ、と答えたら静かに扉が開いた。
けれども、姿は見えない。

「せっちゃん?」

台所から出て行くと、少し照れくさそうな彼女の姿があった。

「……それ、どないしたん?」

彼女の見た目はちょっと違っていた。
きっちりした制服姿。
きっちり結われたサイドポニー。

でも、短い方の前髪が、ちょんっとあがってる。

「えと、昨夜お風呂の後、完全に乾かさないまま寝てしまったので……」

ぽりぽり頬を掻いて、恥ずかしそうに笑う。
きっちりしてる格好の中で、短い前髪のところだけ、ちょんっとはねてて可愛い。
けど、正直に言ってしまったら拗ねてしまうに決まってる。
だから、少しだけ微笑んで、手まねき。

「せっちゃん、こっちきて」




目の前に座らせて、小さな櫛とお湯で濡らしたタオルを用意。
正面から、前髪に少しだけ櫛を通す。
けれど、ぴょんっと戻る。

「っく……」

笑ったら、ちょっと頬を赤くして上目遣い。
かなりの至近距離に、ちょっとうちまで赤くなってしまいそう。
その衝動をなんとか抑えて、ほかほかの濡れタオルを前髪に当てる。

「っ……」
「あ、熱かった?」
「いや、その……手が冷たくて」

そう言われて自分の頬に手を当てたら、確かにいつもより冷たい。

「さっきまでお皿洗ってたからかも。ちょっと我慢してな」
「あ、はい」

自分の手が彼女の額に当たらないよう注意をして、またタオルを前髪におく。

「あ……」
「どうしましたか?」
「さっきの前髪がぴょんってなってるせっちゃん、写メるんわすれとった」
「し、しなくていいですよ」

ゆっくりとタオルを離すと、残念、もう前髪はぺたりといつものようになっていた。
ちょんちょんっと下からすくっても、はねる様子はない。

「残念」
「え、なおりませんか?」
「ううん、なおったえ」
「ど、どうしてそれで残念なんですか?」

そんなん、写メできんかったからに決まってるやん。
あ、でもうちだけの心の中においとくっていうのもええかもね。



おしまい。


実はタオルがボーダーでs(ry


次回のお題
『バレンタイン』

甘めを考えてみようかなぁ、せっかくバレンタインだし。
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