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企画でこのせつSS第三十七弾

※7日23:30次回お題に修正入りました

企画でこのせつSS第三十七弾です。

『毎土!このせつSSいかがですか?』


最近めっきりコミックス派です。
でも感想サイトさんは見るので、アバウトにどういう状態かはわかります。
そして、その感想を読みながら、本誌を読んでても私の頭じゃ理解できないだろうなって思ってます。
そもそも、なんで今バトル展開になってんのかわかんなくなりましたから。
単行本はやくでないかなぁ……。


さーて今回のお題。

『道草』『3cm』『宝物』

おしまいの後に少し言い訳があります。

SSは続きから。
最後に次回お題となってます。


『3cmの距離』




エヴァちゃんの別荘で部活中、休憩を兼ねて買出しを頼まれた。
はじめはうちひとりだけの仕事のはずだったのに、あたり前のようにせっちゃんがついてきた。
買い物ぐらい、ひとりでできるのに。
そう思ってしまうけど、その思いに反してついつい足取りが軽くなる。

「どうかしましたか?」

くすくす笑いながら聞かれ、ちょっと恥ずかしい。
彼女に見抜かれてしまうほど、うかれていたらしい。

でも、しかたがない。
久しぶりの、ふたりだけでのゆっくりした時間。
彼女のすぐ隣で。
彼女を独占できる時間。
子供っぽいかもしれないけど、彼女を独占したい気持ちは大きかった。

幼いころは、あたり前のように彼女はうちとだけいてくれた。
修学旅行でまた話せるようになってからも。
でも、最近はそれが徐々に変わってきていた。
彼女がクラスのみんなと仲良くしてくれるのは嬉しい。
けれど、今まで二人だけの時間が多かった分、ちょっとやきもち。

「な、ちょっと遠回りせん?」

せっちゃんの質問には答えず、ひとつの提案。
それに、彼女は少しとまどいながらも了承の返事をくれた。
たぶん、買出しが遅くなること気にしてるんだと思う。

とてとて、藍色に染まった夕暮れの道をふたりでならんで歩く。
これも久しぶりかな。
絵本で夕暮れの空の色は赤色だって学んだのに、本物の夕暮れの空は藍色にもなることを彼女と知った。
そのときもふたりだけだった。

「なんだかふたりだけというのは久しぶりですね」

しみじみ言う彼女を見て、そやね、と静かに一言だけ返した。
でも、内心は同じことを思っててくれたことをすごく喜んでた。

「口元、緩んでますよ」

指摘されて、慌てて口元を隠してはっとする。
じろりと横眼で見たら、必死に笑いをこらえてる姿が。
もうって、拗ねる格好をしたら慌てて弁解してくる。
でも、弁解しながらも笑ってて、説得力のかけらもない。

でも、笑って許すんだ。
許すも何も、ほんとに怒ったりすねたりしてないのだけれど。

たわいないおしゃべりをしながら、ゆっくり足を進める。
ふっと、せっちゃんがふわりと優しい笑みを浮かべた。

「お嬢様?」

それに見とれて、足が止まった。
同時に、隣にいた彼女との距離が、少しだけ開いた。

それがなんだかもったいなくて。
さっきまでの肩と肩の距離を、顔と顔の距離に。

優しい顔が、一気に赤くあわあわに。
こういう彼女の反応を一人占めできるのも久しぶりかも。

……。

「大事にせなあかんなー……」

ぽつりとこぼれてしまった言葉は、彼女の耳には届かなかったらしい。
あわあわしてそれどころではないみたい。

少し減ってしまったこれからの独占時間。
でも、ゼロになってしまったわけではないし、今までの独占してきた思いではたくさんある。
どれもこれもなんて贅沢、子供みたいで言えやしない。
だから、今まで以上に大事に、大切にしようって小さく誓った。




おしまい。

いや、ほんとエヴァちゃんの別荘って便利だわ←

言い訳コーナー(←
お題使ってますよ、ちゃんと!
「道草」←遠回り
「3cm」←タイトル、肩と肩の距離
「宝物」←ニュアンスで(爆


気を取り直して。

※23:30修正
次回毎土お題は「ホワイトデー」

先ほどここにあったものは、次々回に回すため、撤去しました

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