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一日遅れですが

先に報告。
同日連日更新しますね。



まずは。

一日遅れのくーふぇばーすでぃ。

くーふぇとたつみー。
たつみー視点のつもりです。

気まぐれで書いてみたり。

んー、おとなしく相手をせっちゃんにしとくべきだったかしら。
でも、せっちゃんの登場は別の日なので……。





SSは続きからどうぞ。











「真名ー、いるアルかー?」

屋上で横になっていると、人の気配。
少しだけ気の抜ける呼び声に、片目だけ開けると紙袋を差し出す古の姿があった。
ふわりと香る匂いは……袋の中身は肉まんか。

「おすそわけアル」

聞こえてきた言葉に、耳を疑って体を起こす。
こいつは今、なんて言った?

「ん?食べないアルか?」
「……くれるのか?お前が?」

紙袋と古を交互に指さしながら聞くと、ぺしっとその手を叩かれた。
むくれる顔に、とりあえず一言詫びをいれると、すぐに笑顔にもどった。

「今日はたくさん貰ったから、真名にもおすそ分けを、とおもっただけアルよ」
「貰った?試作品かなにかなのか?」
「いや、……その……」

受け取った紙袋の中からひとつだけ取り出して齧る。
うん、いつもの味だ。

不思議に思いながら隣を見ると、古はなにか言い辛いのか、目を泳がせている。
仕方ないから、自分でも肉まんを齧りながら少し考えてみる。
その答えは、すぐに見つかった。

「……なるほど、そういうことか」
「お、わかったアルか?」

泳いでいた目が、こちらに向いた。
なにがそんなに嬉しいのか、少しその目に輝きが見えた気がした。

「じゃあ私はこれをやるよ」

ポケットに入っていた飴玉を投げ渡した。

「お、ありがとアル」

古は嬉しそうに受け取ると、ポケットにしまってまた肉まんを頬張り始めた。

「そういえば」
「ん?」
「どうしてみんな今日はいろいろ食べ物をくれるアルか?」

思わず、食べかけの肉まんを落としかけた。
こいつ、わかってないのか?

「く、古?」
「みんなおめでとうと言いながら、いろいろ食べ物くれたアル。今日は何かの日アルか?」

自分の誕生日に気付かない衝撃と、今日のこいつへの贈り物は食べ物ばかりだったのかという衝撃で、しばらく固まっていたら、不思議そうな表情をされた。
私が説明する係か、とため息をひとつ落として、肉まんを齧る。
それを飲み込んでから、口を開いた。

「今日はお前の誕生日だろう」

呆れながら言うと、今度は古が固まる番だった。
いや、そんな固まることでもないだろう。

「忘れてたのか?」
「……すかり忘れてたアル」

まぁ、古らしいといえば、らしいのかもしれない。
さっき言い辛そうだったのは、よくわからないのに受け取ってしまったという後ろめたさからだろう。

ほんとに、こいつらの素直さにはかなわない。

飴玉ひとつというのもなんだし、あとで何か差し入れるか。
なにかかぶらないようにしないと。

「古、肉まん以外だとなにを貰ったんだ?」
「ん?真名がくれた飴アルよ」
「いや、ほかにだ。超のとこ以外でも貰ってるだろう」

こういうことには抜け目のないクラスだから、他のやつらからも何かしら受け取っているはず。

「みんなこれくれたアル。だから、食べきれなくてこまってたアルよ」

どんなクラスの団結だ、と頭を抱えたが、古の好きなものを考えたらたどり着く先はそれだった。

さて、どうするか。

隣で満足気に肉まんを頬張る古を見ながら、他の選択肢を考えることにした。

今は昼休みだから、まだ考える時間はある。

……もうしばらくは粘ってみるか。

溜息をひとつついて、手元の肉まんをたいらげた。







おしまい


未知の世界パート2。
隊長っぽさが私には書けないです。
これも修行ですね。
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