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企画でこのせつSS第四十五弾

企画でこのせつSS第四十五弾です。

『毎土!このせつSSいかがですか?』


そういえば、黄金週間ですねー。
私は4月28日~5月12日まで休み気分です。

この間、授業はあっても1日にひとつなので、行っても楽。
好きな授業っていうのが大きな理由かもしれませんがw

バイトは5月2、4、5、6日だけ。
7日から11日までは帰省してきまーすw
私のやってるバイトは平日できないので、休日や祝日に出るしかないのです。
あと、正社員さんがお休みとらなきゃなので、バイトがでないわけにもいかない。
連休明けに帰省なので、あまり交通機関に悩まされることはない、かな?
帰省するのに高速バス利用なので、連休中は絶対混むと思うんだよなー……。



最近、ひさしぶりにオリジナル小説、というか童話を書く機会があったので書きました。
もともと、オリジナルしか書いてなかったのですよ。
そういう部活動してましたから。
大学でも本当は入りたかったんですけどねー。
諸事情により入りませんでした。
趣味でちょこちょこは書いてたけど、力入れたオリジは久々だったなー、ほんと。

でも、私の場合、二次とオリジは書き方が違うので同時進行すると奇妙な形になります。
今回もそれが怖かった。
オリジ童話には影響しなかったけど、こっちに(汗。
まー、なるようになるさ精神でチャレンジ!


そして、明日は動物園行ってきます!



さて今回のお題。
『微熱』

何通りか浮かんだけれど、ちょっと表に出す勇気ないのがほとんどだった。
お題がお題だからしかたないと思って、軌道修正しつつ書きあげました。


SSは続きからどうぞ。







右手を顎にあてて眉間に皺をよせる彼女を、下から見上げる。
普段見ることのない角度。

でも、あたり前だけど彼女は彼女で。

「……せっちゃん、熱でおかしくなった?」
「へ?」
「にやにやしとる」

熱のせいか少し熱い頬を指さされ、慌てて布団を口元まで引き上げる。
そしたら、ぽんぽんっとお腹のあたりを軽く叩かれて目の前に体温計をかざされた。。

「熱と言っても、そんなに高くないじゃないですか」

少し重たい腕を布団からだして体温計を受け取ろうとしたら、するりとかわされ、差し出した腕は布団に押し込まれた。

「せっちゃん平熱低いから、これくらいでも辛いんやない?」
「……微熱です」
「あ、熱って認めた」
「微、です」

むきになって言うと、くすくす笑われた。

「やっぱ、熱でおかしくなっとる」

普段のせっちゃんやったら、すぐに折れるもん、とさらに付け加えられてしまった。
そうだろうか、と頭をめぐらせるけど、ぼんやりとして考えがまとまらない。

そろそろ、本格的な熱がでるのかもしれない。

だったら、その前に早くお嬢様をお部屋に戻さないと。

「あの、お」
「あ、お薬って、あの棚やったよな?」
「はい、って、あ、あの、お嬢様」
「水、持ってくるから」

いつうつるかわからないのに、お嬢様はのんびり私の世話を焼く。
そのはらはらと、自分のふがいなさのいらだちが募る。
そっと布団からでて、お嬢様のいる台所へと向かう。
コップに水を注ぐ後ろ姿に、そっと声をかけた。

「熱もそんなに高くないので、自分でできま」
「うそ」

言いきる前に、否定された。
何か言い返そうと口を開くけど、なにも言葉は生まれない。

きゅっと、蛇口の締まる音が響く。

「せっちゃんは、熱が8度とか9度とか、高熱がでるよりも、今くらいの、微熱の方がしんどく感じるやろ?」

そう言いながら振り返るお嬢様の表情は、少しだけ寂しそうに見えた。
それでもお嬢様は笑った。
そして、はいっとコップと薬を手渡された。

「……ありがとう、ございます」

薬を口の中に放り、水で押し流した。
錠剤なのに、苦味が口内に広がった。







「いつから、錠剤飲めるようになったん?」

ふいに、声をかけられて、まどろみの中から引き上げられた。
あれから私は何も言えず、お嬢様に再び布団の中に押し込まれた。
そして、私の傍から離れることなく今もすぐ隣に。

「……よく覚えてはいませんが、お嬢様に笑われてから特訓した記憶はあります」
「あ、やっぱり。でも、特訓って?」
「……栄養剤やラムネ菓子で」
「栄養剤はともかく、ラムネ菓子って……」

自分でも、ラムネ菓子はなかったと思う。
甘くていいと思ったけれど、大きさがぜんぜんよくなかった。

楽しげに笑うお嬢様を見上げて、やっぱりこっちのほうがいい、と強く想った。

さっきのあの表情は見ていて辛かった。
そのきっかけになったのかもしれない話を蒸し返すのはどうかと思う。
でも気になって仕方がないので、無理やりに重たい口を開いた。

「どうして、微熱のほうがつらいとわかったんですか?」

また、あの表情を見ることになるのは耐えられそうにもないから、壁の方へ寝がえりをうつ。

「……昔も、そうやったから」

お腹のあたりに、少し重みが感じられた。
たぶんお嬢様の手だろう。

「微熱のとき、せっちゃんふらっふらやったのに、だんだん熱があがるにつれて、けろってするんやもん」

置かれた手に、リズムがついて私をまたまどろみに誘う。

「昔も、ふらふらしながら平気って意地はって。熱あがって高熱でても、平気だって顔して」

安心するリズム。
どこかで感じたことがあると思ったら、お嬢様が幼いころにもやってくれていたのだと、まどろみの中で思い出すことができた。

「ほんと、昔から変わらんなー、せっちゃんは」

「……さ……も……せん……」

お嬢様も変わりません。

そう言いたかったけれど、半分以上夢の中へもっていかれていて、はっきり言うことができなかった。

でも、お嬢様には伝わったらしい。
お互い様やな、という声が聞こえてきた。

あともう残るわずかな力で、反対側に寝がえりをうつ。

うっすら目を開くと、大好きな表情が見えた。









おしまい




やっぱり文章に落着きがみられない(汗。
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コメント

 
今週もお疲れ様です(^-^)
よかったですよ☆

ありがとうございました♪

ゴールデンウイーク
バイト頑張ってくださいね(´∀`)

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